初めて働く夜の店は雰囲気重視で選んで

私がキャバクラで働き始めたのは、21歳でした。
高校を卒業してから就職が決まらず、実家で暮らしながら居酒屋のアルバイトをしていたのですが、いつまでもそのままではいけないと思い、一人暮らしをしようと思ったのがきっかけです。

アルバイトだけでは一人暮らしの初期費用を貯めることができなかったので、インターネットで条件の良い仕事を探していたところ、遠方から働きに来るキャスト向けに給料を前貸ししてくれるキャバクラを見つけて、面接を受けました。

夜の店ということで多少の不安はあったのですが、遠方とはいえ実家のある県内でしたし、同じ飲屋街で友達が働いていたので挑戦してみようと思ったのです。

引越も終わり、初出勤をすることになったのですが、美容室も経営している会社でしたので、ヘアセットはそちらの美容室で行っていただけるということでした。
軽いメイクをして、美容室でヘアセットをしていただいてから、先輩のキャストさんについてもらって接客の方法や店での決まりなどを教えてもらいました。

先輩のキャストさんは私よりひとつ年下でしたが、とてもしっかりした子で優しく教えていただけました。
ドレスはこういうのが似合うと思うよ!とか、もうちょっとメイクは濃くしたほうがいいかも、ということも教えてもらって、最初のお客さんは私と一緒につけるように店長に言っておくから、とまで言ってくれました。

お店にはたくさんのドレスがあり、私はまだドレスを持っていなかったのでお店のドレスを借りました。背中が大きくあいたドレスだったので抵抗がありましたが、ほかのキャストさんも同じようなドレスを着ていたので、あまり肌を隠すのもかえって目立つかな、と思い頑張りました。

初日は先輩のキャストさんと一緒に何組かのお客さんに付いたのですが、緊張してあまり話せないでいると「この子、今日が始めてなんだよ?、優しくしてあげてね!」と言ってくれて、お客さんは新人だということにとても喜んでくれて、お祝いにとシャンパンを入れてくれ、場内指名もしてくれました。

そのお客さんは1ヶ月後にも来店してくれて、そのときも指名してくれました。
先輩キャストさんを指名してくれているお客さんのお友達だったので、先輩キャストさんも喜んでくれていました。

お友達同士でお気に入りの女の子が同じ店にいると、来店頻度も増えるそうで、私が働いていた店はキャスト同士で指名を奪い合うというよりも、協力しあってお客さんに喜んでもらうような暖かいお店だったのでとても働きやすかったです。

仕事に慣れてからは、自分がしてもらったように、後輩のキャストにも優しく指導するように心がけていました。
今はほかの店に移っていますが、とても良い経験になったと思っています。
初めて働くのがもっと厳しい雰囲気の店だったら、すぐに辞めてしまっていたような気がします。

私の大切な時間

私が初めて「キャバ嬢」と呼ばれる仕事に就いたのは18歳の夏。

美容師になる、と意気込んで専門学校に通い始めたもののお金が必要な年頃で、友達の紹介で最初はスナックに勤務したのですがなんだか合わず。給料も少ないしどうせならキャバクラ行こう!と、それも友達との悪ノリで行きました。
それからすんなりと私の人生第1店舗目のお店でキャバ嬢としてのお仕事がスタートしました。
私の住んでる町は小さいから知り合いは来る、友達は来る、当然のようにすぐに両親の耳にも入りました。でもしつけに厳しかった学生時代の両親とは違って意外にも背中を押してくれて、「やるならちゃんと頑張りなさい」と朝方帰る私の体を心配してくれていました。

当時のキャバ嬢は目の周り真っ黒でヒジキみたいなつけまつげしてて髪もスジ盛りっていうスタイルですごく存在感があるタイプ。今は清楚系が人気なんだろうけど、すごくギャル感出してたな?と今になっては恐怖です。(笑)
初めてのキャバクラは少し周りの女の子が強くって、でも負けたらダメだと思って強気でいたら空振り。すぐ古株の人たちに目をつけられていつもすごく睨まれてたしフレンドリーでは無かったです。その分「なにくそ!」って気分で頑張れたしまずは努力だって思って自分磨きにも力を入れた、私の最初のお店でした。
そんなお店の店長は大好きで、系列店移動の時は私も一緒に移るくらい!恋愛感情は無かったですけど。たぶん。(笑)
2店舗は店内も明るいお店ですごく楽しかった印象があります。
お隣がドレス屋さんだったからいつも欲しくなっていいドレス買ってドレス貧乏だったなぁ。ご褒美だー!って財布が緩くなっちゃうんですよね。
すごく気楽にお仕事してたから大失敗も大恋愛もこのお店での素敵な思い出。地方のお店なんですけど、意外にも有名人が多く来るお店だったから色んな出会いがありましたよ!自分で言うのもあれだけどノリが良かったから本指名数本と場内も時々あって、でも根っからの田舎者だからテンションあがって飲みすぎてお客さんに抱きついてチュッチュしてることもありましたね。(爆)

やっぱり女の子って夢を見たくなるのかな?って現象が。「こんなにたくさんの男の人と出会ってるのに私はいつ幸せになれるんだろう」って。よく思う子でしたね、私。
色んな人に出会ってお金の使い方もお金の価値も、なにも知らなかった頃と比べるとガラリと変わってました。

そんな中、毎日のように指名くれるお客さんを他所に初めて私の店に来てくれた知り合いが「こういうお店始めてだけど、会いたくなって来た」って言ってきたときに胸打たれました。何百万円使ってくれた人なんかより、純粋に照れながら1時間しか居ない人に心惹かれました。それが乙女心なのかなって思います。
結局、夜のお仕事もやめ時かなと思った瞬間もありその彼との結婚も決まりサラッと辞めた「キャバ嬢」。
すごく楽しかった!苦しかったことあったけどキラキラ輝いてた私の大事な時間でした。

割り切ることが大事!

お店にもよりますし、キャストの女の子、黒服の性格にもよるかもしれませんが、
何店舗か渡り歩いての体験談をお話します。

・客の言うことをうのみにしない
客によってはとにかく今日一緒に泊まってくれる、今日やらせてくれる子を
探しに来る場合もあります。
貸しをつくっておけば次に同伴してくれるかも、、、なんていうのは甘いです。
その日だけよければいいとか、お店以外でデートしようという流れになります。
男性はいかにお金をかけずに女性と遊ぶかを考えていますから、気をつけるべきです。
それでわたしも嫌な思いもしたし、罵声を言われたりしたこともありました。

かっこいいお客様もいます。話半分、仕事としてわりきらないと痛い目にあうこともあるので、誘われたからといってほいほいついていってはNGです。

・お客様を信用しない
よくあるのが既に指名している子がいるのに、
他の子にちょいちょい手を出す客がいます。
●●ちゃんには内緒で今度デートしよ!おいしいもの食べさせてあげるから!といって
下心丸だしの人もいます。
いやというほど見てきました。

こっそり連絡先交換をしたとしても、結局その●●ちゃんに伝わるのです。
それもお客様から誘ってきたのに、あの子から同伴してと頼まれたとか、あることないこといわれます。
で、結局、女の子から怒られたり、いやがらせを受けたりして終了です。

お客のいうことは絶対に信用してはいけないし、
大切なプライベートのことなどは相談なんてもってのほか。
住所なども危険です。

また私の場合は昼間会社に勤務していたので、とにかく別人を装って夜の仕事をしていました。
どこでどうやって情報が漏れるかわからないし、会社にちくられるかわかりません。
そのため、源氏名は当たり前、会社も適当というのがデフォルトです。

・女の子も信用しない、自分をださないように
女の子も信用できる人は少ないです。
裏で何を言っているか、何をお客さんに吹き込んでいるのかわかりません。
また100%の自分で話たりすると、疲れるので常に自分をださない、
別の自分だとおもって割り切るということが大事だと思いました。

歌舞伎町での順番待ち・・・

学生時代に歌舞伎町のキャバクラでアルバイトをしていた時のお話です。そのお店には、専属のヘアメイクさん(大抵が美容学校に通う美容師の卵ちゃん←これもアルバイト)が在籍していて、出勤した嬢から、次々と流れ作業の様に髪の毛をセットしてもらいます。ロッカールームには大きな鏡がついていて、カーラーやら、コテやらの熱で熱い上に、スプレーや香水の匂いでむせ返りそうな熱帯雨林のダンスホールの様な環境で、髪の毛の順番をひたすら待っているのです。

ただし・・・売れっ子の嬢もしくは、同伴してきた嬢が来ると、ヘアメイクの順番はどんどん後の方に繰り下げに・・・
私の方が早く出勤してたのに~なんて、ぼけきは全く通用しません。売れっ子達がたばこをぷかぷかしながら、携帯片手に、頭を巻き巻きしてもらっているのを、売れないバイト嬢達はぼんやり眺めて、ロッカーにもたれ、スマホをいじったり、おしゃべりしています。
でも、うっかり黒服さんがロッカールームをトントンして「●●ちゃん、ご指名のお客様です!」なんて言ってくれようものなら、一気に順番がくり上がって、にらみを利かせているベテラン嬢を追い越して、先に頭を大きく膨らませてもらったり、くるくるにしてもらえるのです。せっかく早めに出勤してたのに、長い間、順番待ちしていて、ようやくヘアメイクも終わり、ペなぺなの季節感のない衣装を身にまとい、お店に出ていくと、嫌なお客の指名だったとしても、ちょっとだけそのお客のことが好きになれ、優しくできたりもします。ただし、少し話すと、「やっぱりこいつやな奴だった~」とげんなりしてたりして、、、これこそ喉元すぎれば・・・

だけど、ヘアメイクのいるキャバクラ店には、開店すぐに行ったほうが女の子達は確実に優しくしてくれます。だって、そもそも順番待ちすぎて、喉も乾いてるしね。とりあえず、好きなもの飲ませてくれれば、あと10分位は優しくできそうな気もします。

ハワイの日本人バーでキャバ嬢

ハワイ留学中に日本人の経営する日本人バーでキャバ嬢を体験しました。当時ワイキキ周辺には全部で4つほど日本人の経営するホステスバーがあり、キャバ嬢は90%が日本人。
その殆どが学生でした。友人に紹介されて始めましたが、キャバ嬢は初めて、初日は随分緊張しましたが、同僚はみんなフレンドリーですぐに仲良くなり、とても働きやすい職場でした。
お客さんの殆どが日本人で、現地の日本の飲食店や店舗の経営者から、社員旅行の団体、休暇でハワイに来ていた日本の芸能人といった方々が利用していました。

基本給はなく、お客さんが飲み物を1杯注文してくれた事に$10支払われる計算で、社員旅行での団体様の場合は、さらにキャバ嬢にチップをくれるので、1日に$100ほどになり、その日払いか翌日払いでしたので、学生のバイトとしては悪くない条件と金額でした。

お客様のほどんどがカラオケを利用し、飲んで歌ってと楽しい雰囲気のお店で、約半年ほど働きました。その後韓国人の経営するバーに移動。
理由は、ドリンク1杯の料金が$12ドルと、日本人バーよりも支払いが高く、ローカルのお客様が多いので、固定客を作る事ができる事と、日本人バー特有の、「お酒を注ぐ」などといったサービス的なルールがなく、とてもカジュアルだった事です。

「お酒を注ぐ」「おしぼりを渡す」などといったサービスは、海外の方にはとても異様な事の様で、「自分で注ぐから」と何度かいわれました。

その後徐々に外国スタイルになれ、お席に座って世間話をしたり、カラオケを歌ってくれと頼まれるので、好きな歌を歌ってあげたり、その上お腹が空いたら好きなものを注文して、毎晩夜食代が浮きました。

韓国人のバーはお料理のメニューがとても多いのです。日本人のバーは、おつまみ程度のメニューしかなく、それもお客様用なので、私たちはいただく事を禁止されていました。ローカルのバーは、日本人バーの様なルールがない為、キャバ嬢としてはとても働きやすかったです。

サークル活動とかわりなし!

私がキャバクラで働きだした理由は、シングルマザーになったからです。
夜の仕事って、なんだか汚らわしいイメージだったのですが、日中は子どもと一緒にいられて、夜寝ている間に子供を預けて働けるという環境はとても魅力的なのです。
普通の会社だと、保育園に入れてあげなきゃならないけれど、夜のお仕事なら夜間保育の託児や、おじいちゃんpばあちゃんに預けられるのと、子どもは寝ているので、ママがいない寂しさも半減するかなと思って。

最初は子どもとの時間の確保と、お金のためとは言っても、水商売って本当にいやだったのですが、最近の水商売は違うんですね。女子大学生もいたり、タレントの卵がいたり、皆これからの将来に夢をもってキラキラしていて。。。私はしがないシングルマザーだけど、こういう女性たちに囲まれてちょっと女子力があがったかななんて思います。
お店はシフト制ですが、体験入店の子も結構いて、急に子どもの発熱でお休みするときも明るく許してもらえるのでとても助かっています。
お店にくるお客さんも楽しい人が多いし、しつこくせまってくる人もあまりいません。私の場合プレゼントもあまりもらわないし、人気No1なんて程遠い存在なので、女性同士の争いにもかかわらなくてすむし、私にとってはとても楽です。
実はお酒もあまり得意ではないのですが、なんとかやっていけていますよ。
下品なおじさんや、オタク系の人、いろんなお客様がいますが、深入りすることなく、その場だけ楽しく盛り上げるようにしています。中にはとても素敵なエリートの人や、芸能人、スポーツ選手もいらして、ミーハー心が捨てられない私には楽しい習慣です。

唯一いやだなと思うのは、たばこのにおいです。私はたばこがとても苦手なので、お客さんのたばこもとても嫌ですが、髪の毛につく臭いもいやです。
娘を24時間保育に預けているのですが、お迎えにいくときにたばこくさいまま迎えにいくのが辛いなと思うことがあります。

子どもが大きくなって「ママ何のお仕事をしているの?」と聞かれたときに困るので、早く転職はしたいと思っています。

キャバ嬢体験談

キャバ嬢は私が当時20歳の頃に約4ヶ月間経験したのち一度辞めて24歳でまた再開しました。
服装は私服からミニドレスといったものまでさまざまで女の子のキャストも下は18歳から上は35歳まで幅広く和気藹々とした雰囲気のお店です。

お酒自体は飲める方で基本席に着いたらお客様と同じお酒を飲むようにしています。ほとんどのお客様はとても良心的で話が盛り上がる事がほとんどですが、時々全く話さない人だったり、態度が大きく文句が多い人だと接客が上手にできなくて気疲れしてしまいます。

お客様とは基本自己紹介(名前、年齢、職業、趣味)から始まって今日した事とか何気ない話をしたり、深い話になったりとつく席によって話を変えています。

話のネタが尽きないように常に勉強して材料を揃えておく事が必要になる事を実感しています。それが一番難しくて言葉を上手くキャッチボールしたり、こちら側からボールを投げるといった事がまだあまりできていないので課題です。

キャバ嬢をやる上でその話のレパートリーをたくさん持っているか、いかにお客様の動きに目を向けて気配りができるかどうか、見た目の手入れと中身が重要になってくると思います。

お店の女の子は現在約50人在籍しており週1や月1で入る人もいる中で週6?7でメインで働く人、Wワークで働く人、学生の人などさまざまでお好みに合わせて指名する事も可能です。ボーイも5人ほどいて安全面は問題なく何かあった時にすぐ対応してくれます。

これは他店舗に比べて圧倒的に人数が多いです。時給は約3000円です。お店自体はとても長く経営されていて尚且つ守っ

てくれる人たちもいるので一般的なイメージのキャバクラとは違ってとても安全です。一番大変だったのが店のイベントで盛大にお祝いする際に多くのお客様が来店されお手洗いに行く暇もないくらい多忙であったこと、テキーラを2杯とシャンパン2杯、他にもビールや焼酎を飲んだ状態で仕事をし続けなければいけなかった事です。

経験から得たもの

これは私が専門学生の頃の話です。
10年くらい前です。

キャバクラの体験だけでお金が貰えるということで、友達と一緒に体験だけいってみよう!
ということになりました。
その頃の私は、知り合いや、友達を増やすのが楽しくて楽しくて
結構アクティブに自分から色々な所に出向いていました。

初めていったキャバクラは、昭和な雰囲気を売りにしたキャバレー的なお店でした。
かなりお店の照明も暗めで、30代の女性が多めでした。
わたし的にはそっちの方が、完璧バリバリに化粧に力をいれなくてすむので楽でした。
ダンスタイムもあり、その間は喋らなくていいのでさらに楽です。笑

少し暗めなので、お客さんの酔いも早く、喋りやすかったです。

初めてなので、友達とドキドキしながら接客の仕方、お店のルール、イベント事などの説明を聞き、
手書きの名刺を持たされ
いざ、出陣です。

初めてなので席につくときも、ママやスタッフの方が、フォローしながら優しく促してくれました。

もちろんNo.1とか2の先輩の席で、そこにも緊張です。

先輩方々は喋りもうまく、男性への接し方がうまい!

これがキャバ嬢か?!
と関心したのを覚えています。

結局私達は同じ会社の系列店舗を体験しながらまわり、最初のキャバレー風なお店でバイトすることになりました。

週2、3回入ってそれなりに楽しみながら頑張っていました。

結局1年ぐらいやって、
最終的にNo.1の先輩を抜くというところまできました。
これはお店の雰囲気が、私にも合っていたってゆうのが大きいかなって思います。

ちょうどその頃親にもバレて、
専門の実習も始まる時期だったので、
バイトを辞めることに。

この1年間で培った会話術や、接客の仕方、人間関係等は、その後もいかされ、
色々な接客の仕事に役立っています。

このキャバクラのバイトのおかげで、
居酒屋や、BAR、受付嬢…
なにをやっても臆せずできているような気がします!

キャバ嬢やってよかったなってすごく思います。

キャバクラの世界はとても怖いです。

私は24歳元キャバ嬢です。
高校を卒業した後は就職もせずに時給のいいパチンコ屋で働いてました。
とくに目標もなくフラフラとアルバイトをして遊ぶ日々でした。
同じバイト先で出会った年上の人とお付き合いをしていて、彼が無類のパチンコ好きだったので一緒になってパチンコを打ったりスロットをしたりしていました。
パチンコ屋のバイト代で15万円ほどありましたが半分はパチンコ代に消えていたのではないかと思うほど、休みは彼に連れられるがままにパチンコ三昧でした。
一度びっくりするくらいの大勝ちを経験して足元に30箱もドル箱を積んで換金をすると16万円もあったので、1日して1ヶ月分の給料と変わらないお金が入ってきて感覚がおかしくなりそうでしたし、彼にはパチンコの才能があるなぁと褒められていい気になっていました。
ですがそんな生活を送っているとどんどんと泥沼にハマっていきました。
彼からもお金を貸して欲しいと言われ断る事もなく何万も貸しましたが1円も返済されずに、いきなり音信普通になり100万円近い額を貸しましたし、そのお金も消費者金融から借りたものも含まれていました。
彼に裏切られ残ったものは借金だけで、虚しい日々を送っていた時に水商売をしている友人から、新しいお店の体験入店をしたいけど一緒に働かないかという誘いがあり、借金返済に繋がるのなら頑張ってみようと思い、全く新しい世界に踏み込む事になりましたが、その時は勢いがあったから出来た事だと思います。
慣れないキラキラした世界で、可愛いキャバ嬢が沢山いて高級な雰囲気の内装で、とにかく自分はやっていけるのだろうかと不安でいっぱいでしたが、水商売経験がある友人もいたのでそれが救いでした。
初めての出勤日は店の先輩の事を見よう見まねで接客をしましたが、なかなかぎこちなくて、先輩からコソッと「アンタ気が利かないね、タバコに火をつける時くらいライターでつけてあげなさいよ、いちいち説明しないとわからないの、トロいわねぇ」といきなり説教をされていきなり気持ちはへこみましたが、こんなものは序の口でした。
その日の先輩は1番長く店に勤めている人で、美人で気高く人気のある人でした。
ですが、店の女の子をことごとく潰すという噂があり私もこれからいじめられるのだなと気が重たくなりました。
出勤が被る度に、更衣室で「アンタまたヘマをするんじゃないよ、こっちの教育がなってないってお客から言われるのはこっちだからね、新人だからって甘えるな。」とキツい言葉をかけてきたり、ロッカーに鍵が付いていなくて小さい貴重品ロッカーのみだったのですが、服を隠されたりした事もありこれは完全にいじめの行為でした。
一緒に入店した友人は世渡り上手で、その先輩ともうまく付き合っていて特に関係は悪いように感じませんでしたので、完全にターゲットは私に絞られていました。
こんな事に耐えないといけないなんて、やってられないと入店二週間目で辞める気でいましたが、一人前になったら何も文句なんて言ってこないから大丈夫と励まされて、もうちょっと頑張ろうと自分に言い聞かせました。
ビクビクせずに気丈に振る舞い自分のやるべき事に集中していき、お客さんとも上手にコミュニケーションをとれるようになり少しずつ馴染んできたと実感ができて先輩の小言もスルーして耐えました。
借金もなんとか順調よく返済をしていき仕事に没頭をしていて、私の事を気に入ってくれるリピーターの方もどんどんと増えていきました。
入店して8ヶ月目の時に私は店のNo.4になる事ができましたが、なんと先輩がNo.5で、ランクを抜いてしまいました。
内心やばいかなと思っていると、更衣室で「あら、私を抜いておめでとう。私のお客を何人も取っていきひどい女ね。」と捨て台詞を吐かれました。
私はただ自分がすべき事を全力で頑張っただけなのにセコイ事をした女というレッテルを勝手に貼られてしまいました。
他のキャストからも無視をされたり友人ですら、微妙な態度ですごく辛くて誰にも相談ができなくて出勤するのがとても辛くて仕方なかった時期でした。
ですが借金もほとんど返済が終わりこの先どうしようと思っていたのでズルズルと続けずに辞めようとキッパリ決めて店に相談をして1ヶ月後にスパッと辞めました。
借金返済が目的でキャバクラの世界に入りましたが、とても女の世界は怖くてもう二度と働きたくないです。
いい社会勉強にはなったと思います。

破滅したお客さんの話。

私が、過去キャバクラ譲として働いていた時のお客さんの話です。
そのお客さんはSさんとします。Sさんは当時、私の働いていたお店でナンバー入りの人気嬢Mちゃんのお客さんでした。
私はMちゃんとプライベートでも仲が良かったため、Sさんがお店に来ると私も一緒に席につかせてもらうといったことが多くありました。
Sさんは40代半ば、某大手企業の役職に就かれていて、独身だったため自由気ままに遊びまわりいつでも大盤振る舞いといったかんじでした。
そんなSさんにMちゃんはいつも甘えていました。
忙しい時には何時間も放置し、暇な時には突然呼び出し、来れないと言われると拗ねてみせるといったパターンが毎度のことでした。
それでもSさんはMちゃんに夢中だったので、いつもMちゃんの一番のお客さんでいたいとひたすらにMちゃんの言いなりでした。
そんな時、Mちゃんはお客さんの入れ替わりが激しくなり、なかなか売り上げが安定せずナンバーに入れない月が続きました。
絶対にナンバーに返り咲きたかったMちゃんが頼ったのはもちろんSさん。
Sさんは毎日のように、開店から閉店まで来店してはMちゃんにねだられるままに高価なお酒を入れ続けました。そしてMちゃんのお誕生日には、どのお客さんよりも高価な贈り物を贈り、数百万のシャンパンタワーでお祝いをしていました。
ある日、SさんはMちゃんが席を立ったタイミングで「実はお金が厳しい。会社の上司と意見が合わずを退職した。でもMちゃんには言わないで欲しい。」と私に漏らしました。
私はその話をMちゃんには決して言いませんでした。
それから数か月後、Sさんは以前ほど頻繁にはお店に現れなくなりました。
そんな頃、お店のボーイから「Sさんに個人的にお金を貸してほしいと頼まれて断った。」と聞きました。その話は当然、店長やスタッフをはじめ、Mちゃんの耳にも入り、Sさんはお店を出入り禁止になってしまいました。
それからMちゃんはSさんの連絡先を拒否設定にし、Sさんは二度とお店には現れませんでした。
Sさんのことが話題に上らなくなった頃。Sさんの元同僚の方がお店に来店され、衝撃の話を口にされたのです。
なんと、Sさんは自主退職したのではなく会社のお金を不正に着服したことが発覚し、大事にしたくはなかった会社の意向でクビになったという話でした。
きっとお金が続かない中で、Mちゃんに嫌われたくなくてそういった過ちまで犯してしまったのだと思います。
その後私はキャバクラを辞め、昼職で働いていました。昼職の関係でオフィス街を歩いていた時に、見かけたことのある男性が目に入りました。
全身ボロボロの衣類を身に着け、空き缶の中に小銭を募っているSさんでした。
そんなSさんをみて呆然としたのを覚えています。
後先考えず、キャバクラで働く女性に夢中になった一人の男性が破滅した話でした。