キャバクラの世界はとても怖いです。

私は24歳元キャバ嬢です。
高校を卒業した後は就職もせずに時給のいいパチンコ屋で働いてました。
とくに目標もなくフラフラとアルバイトをして遊ぶ日々でした。
同じバイト先で出会った年上の人とお付き合いをしていて、彼が無類のパチンコ好きだったので一緒になってパチンコを打ったりスロットをしたりしていました。
パチンコ屋のバイト代で15万円ほどありましたが半分はパチンコ代に消えていたのではないかと思うほど、休みは彼に連れられるがままにパチンコ三昧でした。
一度びっくりするくらいの大勝ちを経験して足元に30箱もドル箱を積んで換金をすると16万円もあったので、1日して1ヶ月分の給料と変わらないお金が入ってきて感覚がおかしくなりそうでしたし、彼にはパチンコの才能があるなぁと褒められていい気になっていました。
ですがそんな生活を送っているとどんどんと泥沼にハマっていきました。
彼からもお金を貸して欲しいと言われ断る事もなく何万も貸しましたが1円も返済されずに、いきなり音信普通になり100万円近い額を貸しましたし、そのお金も消費者金融から借りたものも含まれていました。
彼に裏切られ残ったものは借金だけで、虚しい日々を送っていた時に水商売をしている友人から、新しいお店の体験入店をしたいけど一緒に働かないかという誘いがあり、借金返済に繋がるのなら頑張ってみようと思い、全く新しい世界に踏み込む事になりましたが、その時は勢いがあったから出来た事だと思います。
慣れないキラキラした世界で、可愛いキャバ嬢が沢山いて高級な雰囲気の内装で、とにかく自分はやっていけるのだろうかと不安でいっぱいでしたが、水商売経験がある友人もいたのでそれが救いでした。
初めての出勤日は店の先輩の事を見よう見まねで接客をしましたが、なかなかぎこちなくて、先輩からコソッと「アンタ気が利かないね、タバコに火をつける時くらいライターでつけてあげなさいよ、いちいち説明しないとわからないの、トロいわねぇ」といきなり説教をされていきなり気持ちはへこみましたが、こんなものは序の口でした。
その日の先輩は1番長く店に勤めている人で、美人で気高く人気のある人でした。
ですが、店の女の子をことごとく潰すという噂があり私もこれからいじめられるのだなと気が重たくなりました。
出勤が被る度に、更衣室で「アンタまたヘマをするんじゃないよ、こっちの教育がなってないってお客から言われるのはこっちだからね、新人だからって甘えるな。」とキツい言葉をかけてきたり、ロッカーに鍵が付いていなくて小さい貴重品ロッカーのみだったのですが、服を隠されたりした事もありこれは完全にいじめの行為でした。
一緒に入店した友人は世渡り上手で、その先輩ともうまく付き合っていて特に関係は悪いように感じませんでしたので、完全にターゲットは私に絞られていました。
こんな事に耐えないといけないなんて、やってられないと入店二週間目で辞める気でいましたが、一人前になったら何も文句なんて言ってこないから大丈夫と励まされて、もうちょっと頑張ろうと自分に言い聞かせました。
ビクビクせずに気丈に振る舞い自分のやるべき事に集中していき、お客さんとも上手にコミュニケーションをとれるようになり少しずつ馴染んできたと実感ができて先輩の小言もスルーして耐えました。
借金もなんとか順調よく返済をしていき仕事に没頭をしていて、私の事を気に入ってくれるリピーターの方もどんどんと増えていきました。
入店して8ヶ月目の時に私は店のNo.4になる事ができましたが、なんと先輩がNo.5で、ランクを抜いてしまいました。
内心やばいかなと思っていると、更衣室で「あら、私を抜いておめでとう。私のお客を何人も取っていきひどい女ね。」と捨て台詞を吐かれました。
私はただ自分がすべき事を全力で頑張っただけなのにセコイ事をした女というレッテルを勝手に貼られてしまいました。
他のキャストからも無視をされたり友人ですら、微妙な態度ですごく辛くて誰にも相談ができなくて出勤するのがとても辛くて仕方なかった時期でした。
ですが借金もほとんど返済が終わりこの先どうしようと思っていたのでズルズルと続けずに辞めようとキッパリ決めて店に相談をして1ヶ月後にスパッと辞めました。
借金返済が目的でキャバクラの世界に入りましたが、とても女の世界は怖くてもう二度と働きたくないです。
いい社会勉強にはなったと思います。