私の大切な時間

私が初めて「キャバ嬢」と呼ばれる仕事に就いたのは18歳の夏。

美容師になる、と意気込んで専門学校に通い始めたもののお金が必要な年頃で、友達の紹介で最初はスナックに勤務したのですがなんだか合わず。給料も少ないしどうせならキャバクラ行こう!と、それも友達との悪ノリで行きました。
それからすんなりと私の人生第1店舗目のお店でキャバ嬢としてのお仕事がスタートしました。
私の住んでる町は小さいから知り合いは来る、友達は来る、当然のようにすぐに両親の耳にも入りました。でもしつけに厳しかった学生時代の両親とは違って意外にも背中を押してくれて、「やるならちゃんと頑張りなさい」と朝方帰る私の体を心配してくれていました。

当時のキャバ嬢は目の周り真っ黒でヒジキみたいなつけまつげしてて髪もスジ盛りっていうスタイルですごく存在感があるタイプ。今は清楚系が人気なんだろうけど、すごくギャル感出してたな?と今になっては恐怖です。(笑)
初めてのキャバクラは少し周りの女の子が強くって、でも負けたらダメだと思って強気でいたら空振り。すぐ古株の人たちに目をつけられていつもすごく睨まれてたしフレンドリーでは無かったです。その分「なにくそ!」って気分で頑張れたしまずは努力だって思って自分磨きにも力を入れた、私の最初のお店でした。
そんなお店の店長は大好きで、系列店移動の時は私も一緒に移るくらい!恋愛感情は無かったですけど。たぶん。(笑)
2店舗は店内も明るいお店ですごく楽しかった印象があります。
お隣がドレス屋さんだったからいつも欲しくなっていいドレス買ってドレス貧乏だったなぁ。ご褒美だー!って財布が緩くなっちゃうんですよね。
すごく気楽にお仕事してたから大失敗も大恋愛もこのお店での素敵な思い出。地方のお店なんですけど、意外にも有名人が多く来るお店だったから色んな出会いがありましたよ!自分で言うのもあれだけどノリが良かったから本指名数本と場内も時々あって、でも根っからの田舎者だからテンションあがって飲みすぎてお客さんに抱きついてチュッチュしてることもありましたね。(爆)

やっぱり女の子って夢を見たくなるのかな?って現象が。「こんなにたくさんの男の人と出会ってるのに私はいつ幸せになれるんだろう」って。よく思う子でしたね、私。
色んな人に出会ってお金の使い方もお金の価値も、なにも知らなかった頃と比べるとガラリと変わってました。

そんな中、毎日のように指名くれるお客さんを他所に初めて私の店に来てくれた知り合いが「こういうお店始めてだけど、会いたくなって来た」って言ってきたときに胸打たれました。何百万円使ってくれた人なんかより、純粋に照れながら1時間しか居ない人に心惹かれました。それが乙女心なのかなって思います。
結局、夜のお仕事もやめ時かなと思った瞬間もありその彼との結婚も決まりサラッと辞めた「キャバ嬢」。
すごく楽しかった!苦しかったことあったけどキラキラ輝いてた私の大事な時間でした。